かりゆし芸能公演とは
かりゆし芸能公演は、県民及び観光客に伝統芸能の鑑賞機会を提供するほか、
若手実演家の育成や、次世代を担う子どもたちが沖縄の伝統芸能に触れる機会を創出することを目的として、
琉球舞踊、組踊、三線等音楽、沖縄芝居等を幅広く実施します。
それぞれの分野で日々研鑽し、芸能文化の更なる発展に邁進している実演家たちの舞台をお楽しみください。
公演区分
令和元年度より、従来の国立劇場おきなわでの公演に加え、
県内各地(離島含む)で実施する公演や、子ども達が伝統芸能に触れる機会の創出を目的とした公演など、
3つの公演区分で実施します。
国立劇場おきなわ公演
若手実演家の育成を図ることを目的に、沖縄の伝統芸能の殿堂である国立劇場おきなわ(小劇場)で行う公演です。伝統芸能の保存振興に寄与する国立劇場での鑑賞をお楽しみください。
移動かりゆし芸能公演
若手実演家の育成を図ることを目的に、県内各地で実施する公演です。各地域で活躍する実演家による地元での公演や、伝統芸能に触れる機会の少ない地域での公演等、鑑賞機会の創出を図ります。
子ども×伝統芸能公演
次世代を担う子ども達が沖縄の伝統芸能に触れる機会を創出することを目的に、県内各地で実施する公演です。子ども達が伝統芸能に親しむことのできる取り組みを行うことで、理解促進・参加促進を図ります。未来のスター誕生にもご期待ください。
伝統芸能の紹介
それぞれの分野で日々研鑽し、
芸能文化の更なる発展に邁進している実演家たちの舞台をお楽しみください。
琉球舞踊RYUKYU BUYO
宮廷で踊られた古典舞踊や、
庶民の暮らしを描いた雑踊など多彩な舞の数々
琉球王国時代に生まれた古典舞踊や、明治以降に生まれ庶民の暮らしを描いた雑踊など、琉球舞踊は沖縄の人々の気持ちや日常の風景を表現します。独特の衣装や小道具にもご注目ください。
組踊KUMIODORI
300余年伝わる琉球王国の芸能。
ユネスコ「無形文化遺産」に登録された、沖縄の誇り
琉球王国時代より受け継がれる歌舞劇で、独自の台詞・琉球古典音楽・琉球舞踊の所作によって構成されます。1719年に中国皇帝の使者である冊封使を歓待するために、当時、踊奉行であった玉城朝薫により創作されました。300余年伝わる琉球王国の芸能をお楽しみください。
沖縄芝居OKINAWA SHIBAI
うつりゆく時代の中で、
何度観ても沖縄の心を感じることの出来る名作たち
明治時代以降に誕生し、庶民の娯楽として広がり親しまれてきました。人情劇や喜劇、歌や踊りを取り入れた歌舞劇など、根強いファンが多くいる沖縄芝居のバラエティ豊かな演目が楽しめます。
三線等音楽SANSHIN
琉球を感じさせ、
歌や踊りに命を吹き込む音色の響き
三線等音楽は、歌・三線を中心とした箏、笛、太鼓、胡弓からなる琉球芸能において欠かせない音楽です。独唱、斉唱、合奏など三線等音楽が奏でる舞台をお楽しみください。
八重山舞踊YAEYAMA BUYO
八重山諸島で受け継がれる、
生活に密着した舞踊が魅せる八重山の心
八重山地方発祥の舞踊です。琉球舞踊の影響は受けながらも、地域に伝わる祭りや神々に感謝を捧げる奉納舞踊の影響を受けた踊り、農作業の様子や人々の日々の生活の場面を切り取った踊りなど、琉球舞踊とは違った八重山独自の香りのする芸能が楽しめます。
沖縄民俗芸能OKINAWA
MINZOKUGEINOU
一つとして同じものはない、
各島々に伝わる多彩な芸能
沖縄各地の島々、村々で生まれた民俗芸能は、今も沖縄各地で演じられ、人々の心を結び受け継がれています。棒踊りや獅子舞、芝居、組踊など、それぞれの地域の特色ある芸能をお楽しみください。